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「風立ちぬ」

先日、「風立ちぬ」を観た。
私には、この映画で、宮崎駿が何を言いたいのか、全くわからなかった。

まず一つ. 主人公堀越二郎の声を、なぜ庵野秀明にやらせたのか?棒読み以下のヘタクソさの上に、二郎に比べて声がおっさん過ぎるだろっ?!と思った。いちいち興ざめだった。
他のキャスト、西島秀俊や國村隼らが良い仕事していただけに、残念だ。
鈴木Pと宮崎駿の内輪受け&話題作りなのか?二人とも、もう勘が鈍ってしまったのだろうか。偉くなり過ぎて、誰も意見が言えない状況なのだろう。

二つ.飛行機のプロペラ音およびエンジン音が、人の口で出しているようで、耳障りなことこの上ない。特に、エンジン音は、人のうなり声のよう、叫び声のよう、阿鼻叫喚のようだったので、不吉感満載!禍々しいったらありゃしません。聞いていて、不快だった。

ストーリーは、山無し谷無し、だだ長いだけ。
「生きて」とかむりくりヒロインに言わせてるけど、命をどう思っているのですか?と私は聞きたい。
「ボクは、ただ美しい飛行機を作りたかっただけなんだー。それが、ただ戦争に使われちゃっただけなんだー。ボクには、そんなつもりはなかったんだー。」ってことなんですか?
ラストの台詞は、どう受け取ったらいいんでしょうか?

次々と飛び立ってゆくゼロ戦を見上げて
カッペラーニ「美しい飛行機だね」
二郎「ええ。でも、一機も戻ってきませんでしたけどね」

これを、どう受け取ればいいんですかね?
ゼロ戦一機一機には、一人一人の人間が、親も家族もいる一人の尊い人間が乗っていたことは、どうお考えなんですかね?
なんか、安倍思い出しちゃったよ。「うとぅくしい、にっぽん。にっぽんを、とりもどそう」「戦争放棄をやめよう。うとぅくしい日本」

怒りでもいい、否定でもいい、心の針がどちらかに振れればまだしも、私の針は、どちらにも全く振れなかった。(だから、私のほうに、問題があるのかもしれませんよ)
ジブリの作品、とくに宮崎駿監督作品を観て、こんなことは初めてだ。

映像は美しかった。動きも素晴らしかった。正に作画の鬼だった。
それだけに、残念だ。空しい。
外側は極上の容れ物なのに、中身空っぽみたいな・・・

「風立ちぬ」_c0009212_11404762.jpg

by nyoirin | 2013-08-10 11:41 | 映画・ドラマ

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin