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2005.7.4.monday

 「花とアリス」「ラブレター」「リリィ・シュ・シュのすべて」を観た。3つとも何回目かわからない(くらい観た)。「ラブレター」は初めて観たときはあまり気にならなかったようだが、豊悦の関西弁がとっても気になってしまった。折しも日本に復帰して高山寺でお茶を飲んでいる中山美穂がやっぱり若い。折しもヤマザキのパンのキャンペーンCMで眉が気になる酒井(名前が思い出せない)完全無農薬女優も若い。ストーリーは変わらず切なく、音楽は美しい。このときのまだ大人になりきっていない柏原崇が私は好きだ。
 「花とアリス」は、良い。映像も音楽も少女たちも美しい。女どうしのどろどろもなく、あの頃の微妙な感覚や感情がとても上手く描かれている。なんといっても蒼井優と鈴木杏がすごく良い。この二人がこの歳でこの映画と巡り会ったことは私たち観る者にとって恩寵に近い。音楽が実は岩井監督自身の手によるものだということをインビューで言っていた。驚き。才能がいっぱいの人。うらやましい。チェロの奏でる旋律がとても印象的だ。
 「リリィ・シュ・シュのすべて」。岩井監督のふたつの世界の境界線上の作品かな。ギリギリグロいところを免れている感じ。でも好き。この蒼井優はリメイク版の「高校教師」の役につながっているように思う。でも蒼井はこういう役より、「花とアリス」や「タイガー&ドラゴン」での彼女のほうが好き。上手いんだけど、上手いだけに恐いから。
by nyoirin | 2005-07-04 10:02 | 映画・ドラマ

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin