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今日のBGM 06.2.26 sunday~27 monday

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 完璧にタイミングがずれてますが、日本の女子フィギュア・スケートの選手たちに敬意をこめての、二枚です。もうすぐ閉会式が始まるところだが、開会式でパバロッティーが聴けたのは嬉しかった。そして、荒川静香のフリーの曲。「誰も寝てはならぬ」---いいですねー。残念ながら彼の生は経験がありませんが、「トゥーランドット」の生はマゼール/スカラ座で聴いたことがあります。ものすごくド派手な舞台で度胆を抜かれました。そのときがスカラ座初体験だったので、合唱団のひとり一人の誰もが、全員ソリスト気分で唱っているのに感激しました。
 ラフマニノフの2番は大好きなピアノ協奏曲のひとつ。ここはやはりアシュケナージで。村主ふみえに贈りたい。彼女は国内の最終選考会のときから、とても素晴らしかったと思う。ここにきて表現力が抜群だった。フリーの演技も良かった。
 札幌オリンピックを最後に、芸術的な美しさから、どれだけ回転してどれだけジャンプできるかが勝負のポイントになってしまい、ずうっと不満に思っていた。回転とジャンプだけなら身体の軽い子どもが有利に決まっている。従って選手の低年齢化が進み、演技も幼くつまらないものが多くなった。ステップや指先への神経の使い方はおざなりになり、ジャンプとジャンプの間はただのつなぎで単調きわまりなくなった。が、このトリノで、何十年ぶりかでジャンプだけじゃないよのフィギュアを見せてもらった。荒川が文句なしの金メダルだったことが、とても嬉しい。ソルトレイクでは、選考の基準が曖昧で、残念ながら誰もが納得できる順位だったとは言い難い。だが、今回の荒川は違った。ジャンプが決まったところで歓声が上がるのは普通だが、イナバウアーをはじめ、そうではないところであれだけの歓声と拍手が起こったのは初めて見た。
 一度どん底に墜ちてから、もう一度上がってくるのには、どれだけのエネルギーがいるものなのだろう。荒川静香選手に心からの敬意を表したい。
by nyoirin | 2006-02-27 01:38 | 音楽

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin