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「アンフェア」最終回&WBC 06.3.22.wednesday

 ああ〜っ!!「アンフェア」最終回!ちょっとぉー、安藤だけはやめてって言ったでしょー。先週の時点で佐藤和夫(香川照之)がまさに真犯人さーの場面で終わったので、佐藤の線は消えたとは思っていた。そこで残った中で怪しくないのが犯人だから、安藤と三上と雪平の父親ど同僚の年輩の刑事の三人のうちの誰かとしか、考えられなくなった。
 先週見終わったとき、安藤だけはやめてほしいと願った。でもね、話の流れでは、その三人のなかだったら、安藤が一番ビックリで悲しくて、ドラマとしては盛り上がるよね、っていうのは、ドラマ好きとしてはわかっていたさ。でも、雪平と安藤のコンビがあまりにも良くて、素敵になりかけてて、安藤の雪平に対する「尊敬と愛」が切なく伝わってきていたから、それが真実なら、辛い!辛すぎるわ〜!と、思っていた。
 あ”〜〜っ。そしたらやっぱりだったぁーー!刑事ドラマで泣いたのは久しぶりだ。
 ストーリーは納得だった。真犯人の動機もしっかりしていた。これなら、仕方ないと思わせる必然性がきっちり描かれていたと思う。安藤があまりにもかわいそうだった。でももう何人も殺してしまっているから、やっぱり許されないのだと自分に言い聞かせながら観た。かおるちゃんが「献杯」と言ったとき、もう号泣に近く泣いてしまった。ホントに切なかったなー。
 瑛太くん、上手かった。佐藤が死んでいなかったことを知った瞬間、正体を現わすところの表情、パチンコ店の店長にとどめを刺そうとして、雪平と対峙したときの表情。その表情の変化。とても素晴らしかった。
 最初見始めたときは、一話完結じゃないのでちょっと「ひっぱるの〜?」だったし、篠涼の雪平がちょっとステレオタイプかな〜、みたいに感じたのだが、最終回前2〜3回は勢いがついてきて、目が離せなくなった。終りに近づくにつれ、それまで別々だと思われていた事件が、実はひとつにつながっているのでは?とわかってきて、それぞれの犯人も次々殺されていき、その度ごとに新しい謎が出現する。最後まで見る者の心をつかんで離さなかった。そして見事にその流れにふさわしい結末だった。今場所当初の期待は薄かったのだが、ラスト近くに5人抜きして見事銅メダル獲得!ぐらいの勢いだと思う。



 WBCについてひとこと。こちらも始まった当初はまったくなんの期待もしていなかった。予選リーグもことさら見ようとはしなかった。だが、日本対アメリカの、あの問題のシーンをたまたまライブで見てしまったのだ。やってくれましたディビットソンくん。試合後の各テレビ局の朝のニュース・ショーのほぼ全てのキャスター、コメンテーターが激しく怒っていた。見ていた私もうちの息子たちもやっぱり怒っていた。それから、選手も関係者もメディアも視聴者もかなり数の日本人が急にナショナリストになってしまった。そのあとの昨日の決勝戦までのことは、ここで今さら書かなくてもみなさまよくご存知だろう。
 私がなにより今回驚いたのは、イチローだ。今回のことで、私のイチローに対するイメージはずいぶん変わった。日本にいた頃もMLBに移ってからも、常にクールだったイチローが、あのイチローが、あんなに感情をあらわにするなんて。あんなに素直に怒りを表わすなんて。あんなに子どもみたいに嬉しそうにはしゃぐなんて。
 そしてイチローだけじゃなく、メンバー全てがなんてかっこいいんだろうと思った。ディビットソンくんのおかげで、チームが一丸となって、ホントのプロの力を見せてくれることになったんだと思う。そう思うと、ディビットソンくんありがとう、かもしれないのだが、まあ、この審判のことも含めて問題はいろいろとあるので三年後にはそのへんを改善してほしい。でも、アメリカは今回のことでやる気をなくしちゃいないよね。
 
 
by nyoirin | 2006-03-22 15:47 | 映画・ドラマ

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin