再起動宣言

高校時代の友人と話した。
高2の夏休み、学校でイーゼルを並べて立てて、暑い中一緒に絵を描いた仲間だ。すごく暑くて、大汗かいて、でも飲み物が誰かが箱買いした缶のトマトジュースしかなくて、しかも箱のまんまでぜんぜん冷えてなくて、おまけに当時私はトマトジュースが嫌いだった。飲まず嫌い。その日水道を出しっぱなしにして、缶を少しでも冷やそうとした。それで、10年ぶりくらいにトマトジュースを飲んだ。喉がとても渇いていたせいか、思いのほかおいしかった。
あの日から、トマトジュースが好きになったのだった。

 私たちは、大学進学で別々の道を選んだ。
私は美術系の大学に進み、そのあともなんだかんだありながらも、「絵」のそばをずっと歩いてきた。
 だが私は、`01年に初個展をしてからこの5年、タブローとしてはわずかに8号2枚だけしか仕上げていない。いたしかたない理由があったにせよ、この夏、久しぶりに大掃除をした仕事部屋を見回して、そろそろまた始めようか・・・、と思いはじめていた。
 彼女は、まったく畑の違う道を進んでいったが、彼女のほうこそ、「絵」のそばをずっと離れずに歩いてきたことをあらためて知った。高校時代から、常に地に足が着いた人だな〜、という印象だったのだが、その通りに歩いてきていたんだなと、感心させられた。

 それで私も、彼女に誘発されて、遅ればせながら、再起動(?)しようと思い立つことができたのだ。
 「ありがとう、B。貴女と約束したことが、実現できるようにまた始めるわ。
  どうぞ、よろしくね。」
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by nyoirin | 2006-09-03 16:22 | 日記

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin