「どうせ…」

阿久悠氏が亡くなった。
生前彼が語ったことで、ひとつだけ強く私の記憶に残っているものがある。

彼は、何かの対談番組で(『徹子の部屋』だったかもしれない)詩を書く上で、絶対に使わないと決めている言葉があると言った。それは『どうせ…』という言葉だという。
「“どうせ”という言葉の後に続く言葉は、みんな否定的になる。“どうせ、私なんか(ダメなヤツだ)”とか、“どうせ、がんばったって、なんにもならない”とかね」と。「そんな詩を書いたって、意味ないでしょ。そんな後ろ向きな、希望のない、そういう言葉は書きたくないんだ」というようなことをおっしゃった。

その番組を観てから、私は、『どうせ…』と言いたくなるような時でも、そう考えないで、生きていこうと思った。

素晴らしい才能のある方だったと思う。
ご冥福をお祈りいたします。
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by nyoirin | 2007-08-04 15:40 | 音楽

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin