井の頭恩寵公園の驚くべき偶然

6日の土曜日、とても久しぶり(思い起こせばほぼ30年ぶり!)に井の頭公園に行った。

私にとって、井の頭公園と言えば、なによりまず最初に浮かんでくるのは、ドラマ『愛していると言ってくれ』だ。
主人公の紘子と晃次が、二度目に偶然出会うのが井の頭公園だ。それからドラマは、しばしば井の頭公園を舞台に進められてゆく。

ところで、行きの車中で、びっくりすることがあったのだ。
私がぼんやり『愛していると言ってくれ』に思いをめぐらしていると、私の前に立っていたたぶん中学生くらいの女の子の携帯が鳴りだした。その着メロがなんと『大きな古時計』だったのだ。しかも、オルゴール・バージョン!
私は思わず心の中でおおいに微笑んでしまった。なぜなら、『愛してる〜』の中で、紘子の劇団の仙台公演で、出番前に緊張する紘子に、晃次が男の子に頼んで電話をかけてもらい、受話器越しに聞かせたのが、この『大きな古時計』のオルゴールの音なのだ。
こんな偶然って、ある?
私は摩訶ビックリしたさ〜。

時空を越え、フィクションと現実の境界を越え、紘子と晃次とに擦れ違ったような気配を感じた。
その感覚を持ったまま、宵闇せまる井の頭公園の池のほとりを歩いて、その数日だけ姿を現わした芝居小屋であるテントに向かったのだ。
パレスチナの現実と虚構と私たちの現実と虚構の掛け橋たるは何かを観るために。
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by nyoirin | 2007-10-09 17:00 | 日記

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


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