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猫って偉大

ツウが逝って、一月経った。
最初の二週間は、毎日写真を見ながら、主人と二人で泣いてた。
そのあと、ツウがうちに来た頃のことを、思い出した。
それまでは、家族がみんな出かけてしまうと、当然私は家で独りになった。それはそれで良かったんだけど、ツウが来てからは、家で独りになることはなくなった。どんなときもいつも、ツウは絶対家にいてくれたから、外に行っても、帰ってくればツウが必ずいてくれた。
猫のすごいところは、だからといって、ベタベタしてこないところだ。家の中にいてくれるんだけど、過剰にこちらに寄ってはこない。気ままに自分の好きな場所で、丸くなっていたり、のんびり日向ぼっこをしていたりする。でもこちらが、だっこしたくなったり、スキンシップをしたくなったりして、行くと、すりすりしてくれたりだっこさせてくれたりする。それは絶妙な距離感だと思う。
猫本人は、しごく自立していて、もちろん食事やトイレは人に依存しているんだけど、そういう恩は全く意に介さない。頼まれたから居てあげてるのよ、ぐらいな感じだ。
私みたいな仕事をしている人間には、とても素敵な同居人だ。朝晩散歩に連れていく必要もない。夜中に机に向かって煮詰まってしまったときには、膝に乗ってきて、私をなぐさめてくれる。
猫って、偉大だ。

ツウ子は少し変わり者で特別な猫だったけど、私はまたいつか、猫と一緒に暮らしたいなと思う。
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『蒲公英』(ツウをモデルに描きました)2001年 F6号 アクリル
*無断転載転用を禁じます。
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by nyoirin | 2007-07-23 16:40 | ペット・動物

無所有

韓国の禅僧、法頂師による随筆『無所有』を読んだ。
「許すということは、他人に施す慈悲心というよりは、散り散りに崩れようとする自分自身を、自ら整えて収めていくことではないかと思うのである。」(本文より)
「本来無一物。-中略- そうだ。もともと、何物もないのだ。この世に生まれてくる時、持ってくるものもないし、この世を去る時、持っていくものもない。因縁が在ったものが、因縁が切れると無くなってしまうものだ。いつの日かこの体も捨てていくだろうに…。」(本文より)
こんな言葉の数々に触れ、ふと本から目を上げて、自分の居室を見回せば、なんと恥ずかしい思いにかられることか。「暗黒山」などと、わざわざ命名までして、本やCDを積み上げている私。クローゼットから、はみ出している服。やっぱり不味いより美味しい珈琲を飲みたいと思ってしまう私…。挙げればきりがない。私の欲と業。
そしてまた、無明の谷を彷徨っている私。独り彷徨いながら、「許すということ」「学ぶということ」「愛するということ」をずっと考えるともなしに、考えている。許すとは、他人を許すことによってのみ、救われる自分というものが在る--とは、村上春樹の言葉。
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許し難いものを許すことは、そう容易なことではない。そこを許す……。難しいことだ。

それにしても、私が嬉しかったのは、先に遠藤周作も『深い河』で引用していたと、我が拙ブログの「ヨハネに想う」のところで書いたのと同じ、「マハトマ・ガンジーが言っているように、宗教とは枝がいっぱいに繁った一本の樹と同じだ。枝から見るとその数は多いが、幹から見るとたったの一つだけである。まったく同じヒマラヤなのに東側から見るとこうであり、西側から見ると違って見えることと同じなのである。それゆえ、宗教は一つに至る個別的な道なのである。同じ目的に至る道なら、別々の道を行くとしても少しも悪いことはない。事実、宗教は人間の数ほど多く有り得る。」(本文より)と、法頂師も言い切ってくださっていることである。
私は、信仰とは、個人的なものであると思い、今こうしている。これでいいのだという、裏付け(?)のようなものをいただいた気分でいるのは、私の勝手な思い込みかとは思うが、私には、こうしてやってゆくしかない。
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by nyoirin | 2007-07-17 23:49 | 本・読書

夏ドラマ、始まる

毎年、このクールは制作者側も力が入らないのが、常だけど、プロ野球人気も今や摩訶低空飛行なんだから、いいかげん気がついてほしいものだわ〜。
でも、今年もやっぱりみたいだわ〜。

ざっと、チェック入れてみて、今の時点で録画予約続行しているのは、「山田太郎ものがたり」「山おんな壁おんな」「菊次郎とさき」のみっつ。今夜の「受験の神様」は観てから決めるけどね。あと日曜劇場の「パパとムスメの7日間」は1、2回と見逃しちゃったんだけど、明日はいちおう観てみようと思ってる。それと、これも1回目見逃しちゃったんだけど、今夜深夜の「黄金の舌 おじいさん先生 熱闘編」というのも観てみたいと思う。

「山田太郎〜」は、初回まあまあだった。二宮くん演ずる山田太郎が、貧乏なのを本人全く意に介していないというところがいい。天然な母役が、菊池桃子というのがいまひとつだが。もう少しピッタリの女優が他にいたのでは?と思うのだが…

「山・壁〜」は、ただひとつ、ミッチー王子が出てるから。「ホテリアー」に続いて、今場所も王子に会えるなんて、♡幸せだわ〜。しかも、デパートのオーナーのバカおぼっちゃまん役。ミッチーにぴったりだわ〜。温水氏とコンビで「んん〜、ダイナマイト計画!」と言って、ガッツポーズ(?)をとるところなんて、なんてチャーミングなんでしょ♡どんどん、ターンとか決めてほしいわ〜♡

「菊次郎とさき」は、シリーズの流れで。
今回菊次郎とさき、お隣さん夫婦以外は、配役が変わってしまったので、それがちょっと不満。とくにたけしの担任の先生が、西島秀俊からダンカンになったのは、まことによろしくない。西島くんは、朝ドラ以来急にメジャー感が出てきたわね。よかったよかったあ(^0^)。「あすなろ白書」以来、ずうーっと応援してきたかいがあったわ〜。もっともっと、出てきてほしいわ。

今場所も月9、またやっちゃったね〜。深刻な病を抱えている妹(井上真央)とカメラマンの夢に挫折した兄(伊藤英明)の話…っていうだけで、私は食指が動かなかったんだけど。もちろん、初回は観ましたよ。
井上は、「キッズ・ウォー」から、イイ感じに大人になってきてはいるよ。でもさ、まだ月9の主役は無理だったんじゃないかな。「花より男子」のつくしちゃんと、どこが違うのかしら〜?
それは置いておいても、ストーリー的に、どうよ?夏が終る頃、成功率50パーセントの手術を受けなくてはならない妹のために、兄は決意するんだ。「よーし、こうなったら、お前に恋人を見つけてやるっ!」って。
「ええ〜っ?!何?その方向性?!」マジで、TVにつっこんでしまいました、わたくし。予約取り消した。
もっと、月曜が楽しみで楽しみで、待ちきれなーい!な月9を創ってよー!
と、またしても叫ぶ。しかし、その声も、湿度の高い空気に空しく吸収されるばかり…
響きもしない…
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by nyoirin | 2007-07-14 16:39 | 映画・ドラマ

2007.6.24.

  見つめあい ずっと握っていた
    柔らかい肉球 永訣の朝と知らず

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by nyoirin | 2007-07-13 18:18 | ペット・動物
いまだ、ツウ子の不在に慣れないわたくしですが、少しは気をとりなおさなくては、と、思い、書いていなかった春ドラマの最終回の感想をば、書きたいと思います。

と言っても、今場所は全体にいまいちだったので、ひとつだけ。
「セクシーボイス アンドロボ」
木皿泉は、流石だ。今場所ただひとり、輝いていた。
最終回。また会えると思って、いつものようになにげなく「バイバイ」したら、それがロボと会った最後だった… すごく大切な友だちとの別れが、実はそんなだった… また、いつでも会えると思ってたから。
そのあと二湖は、一度だけロボを見かける。ひとり星空を見上げるロボ。満たされた微笑みを浮かべて空を見上げるロボに、二湖は声をかけない。ロボは、世界の誰よりも輝いている。
私にも、ロボはまるで見えない金の甲冑を身につけているように見えた。
最後に二湖は言う「私はずっと私の味方でいようと思う。なぜなら、私を救えるのは、宇宙で私だけだから」
泣いたよ。
そうだ、私も、自分を信じなきゃ。自分のいのちは、自分だけが運んでゆけるのだから。そう、思った。
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by nyoirin | 2007-07-11 17:22 | 映画・ドラマ

お知らせ

去る6月24日(日曜)午前11時25分、
我が家の愛猫ツウが肺がんのため永眠いたしました。
享年11歳(推定)でした。もう少し生きてくれると思っていたのですが、残念でなりません。
日曜の午前中だったので、家族全員で最後を見取ることが出来たことが、私たちのせめてものなぐさめです。
なきがらは、翌25日の午後、荼毘に付されました。
ツウがうちにきてくれて、8年目でした。彼女は、たくさんの喜びと愛を私たちにくれました。ツウに会えたことは、この上ない幸せでした。今、心からありがとうと言いたいです。
ツウ、本当にありがとう。
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by nyoirin | 2007-07-02 18:45 | 日記

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin