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土踏まず週間のお供

11日から今日まで三日間、やっと「土踏まず」期間が設けられ、集中して仕事ができた。
どうにか、間に合いそう。

そんななか、今回のお供は、なぜかベートーヴェン。それもピアノ・ソナタばかり。
エミール・ギレリスで第8番『悲愴』、第14番『月光』、第17番『テンペスト』、第21番『ワルトシュタイン』、第23番『熱情』、第26番『告別』(以上CD2枚)。
ブレンデルで第30番、第31番、第32番。
この3日間、この3枚を繰り返し繰り返しで聴いている。

今までなら、ベートーヴェンは仕事をしながら聴くのには向いていないと感じ、敬遠していたのだが…

昔は、ブレンデルはいささか叙情性に欠けるな〜、と思っていた。モーツァルトの18番のソナタあたりだと、私としては、もう少し泣いてくれてもいいのにな〜、などと思ったりしたものだ。
だが、今改めてこうして30、31、32番を聴いていると、程よく抑制のきいた叙情性が感じられる。
感情に流されないで、ギリギリのところで踏み止まっている感じが、いい。

ギレリスのほうは、このCDに収められているなかでは、とくに『告別』が素晴らしい。
この人の音は、どうしていつも研ぎすまされた金属のように響くのだろうか。
とうとう生で聴く機会がないまま、鬼籍に入られてしまったのが、残念でならない。
そういえば、先頃ブレンデルも引退を表明したとか。もう、生で聴けないのかと思うと、こちらも残念だ。

などと、とぎれとぎれに考えながら、筆を動かした。
胸のはしっこに、モヤモヤしたものが少し残っているが、今回は仕方ない。これで、良しとしよう。
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by nyoirin | 2010-05-13 18:57 | 音楽

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin