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押し寄せるヨハネ

先週14日の土曜日に、みっちーのライブに行ったんだけど、ライブの前に時間があったので、東京駅の前の丸善を覗いたのだ。

最初から、悪い(ホントはとっても良い)予感がなくはなかったの。
私は昔から、本屋さんの前を通りかかったり、足を一歩踏み入れたりすると、その日自分にとって出会うべき本(または捜している本)がそこにあるかどうかの「気」を感じるのだ。それは「匂い」に似ている。あるひとつの棚から、「匂い」が漂ってきて、私は自然にそれに引き寄せられてしまうのだ。まるでその本が「ここにいるよ〜、私を買って、買って〜」と言っているように。

その日も、丸善で、私は「匂い」に引き寄せられた。実を言えば丸善に向かう途中から、予感はしてた。
果たして、鶴岡賀雄著「十字架のヨハネ研究」がじっと私を待っていた。数年前から、スペインの神秘家で十字架の聖ヨハネと呼ばれる人の著作および研究書なるものを、捜し求めていたのだが、なにせ日本ではマイナーなので、なかなか手に入らなかったのだ。この5年ほどの間にわずかに一冊手に入ったのみである。
ところが、この日とうとう巡り合えてしまったのだ!あらゆる学術書に見られるように、この本も、ものすごく素敵なお値段だったけれど、ここで会ったが100年目だったので、えいやっと買ってしまった。
ところが不思議なことに、この本に出会ってから今日までに、それまで度々ア○ゾンに行っては検索しても無かったヨハネ関連の本が、次々と売りに出ているのに遭遇するのだ。これは、どういうことだ?!何故に?!
あんなに捜しまわっていたときは、全く見つからなかったというのに…
それで、1週間で新たに3冊のヨハネが、家にやってきてくれた。
これで、向こう2年間は、自分の服およびアクセサリーは買わない(買えない)ことを決心するに至るわけだが。
本って、本だけで見ると高いけど、服やアクセサリーに比べれば安いと思う。(って、自分で自分に言い訳)。とにかく当分自粛せねば…

けれども、これから「うふふ♡」の日々なのだ〜。
もちろん「土踏まず月間」であることが最優先なのは間違いないが。

押し寄せるヨハネ_c0009212_16472829.jpg

by nyoirin | 2007-04-22 16:47 | 本・読書

2015.4.1.より、身の回りの小確幸(小さいけれど確かな幸せby村上春樹)を見つけてつぶやきます。


by nyoirin